この記事では、PHPを学べるプログラミングスクール6社の特徴や料金、口コミを比較しています。
レバテック株式会社が発表している「プログラミング言語別新規求人案件割合ランキング(2019年6月発表)」によると、PHPは全体の2位(シェア率14.96%)という結果になっています。
※参考:レバテックキャリア公式サイトより
PHPは、ITエンジニア業界の就職/転職市場においても需要の高いプログラミング言語であると言えるでしょう。
「PHP」が学べるプログラミングスクール総合ランキング
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スクール名 | CodeCamp |
侍エンジニア塾 |
tech boost |
TechAcademy |
ドットプロ |
KENスクール |
コース名 | Webマスターコース | 基本コース(ビジネス) | 基本コース | PHP/Laravelコース | フロントエンドコース | PHPベーシック講座 |
期間 | 6ヶ月間 | 6ヶ月間 | 3ヶ月間 | 4ヶ月間 | 6ヶ月間 | 3ヶ月間 |
総額料金 | ¥308,000 | ¥628,200 | ¥309,200 | ¥289,000 | ¥400,000 | ¥103,000 |
月額料金 | ¥51,333 | ¥104,700 | ¥103,067 | ¥72,250 | ¥66,667 | ¥34,333 |
授業形態 | 1on1対面 | 1on1対面 | 自習+対面 | 自習 | 自習+対面 | 1on1対面 |
通学 | △ | ◎ | ◎ | △ | ◎ | ◎ |
オンライン | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | △ | △ |
メンター | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
チャット | ◯ | ◎ | △ | ◎ | △ | △ |
就職支援 | ◯ | ◯ | ◎ | ◯ | ◯ | △ |
カリキュラム | ◎ | ◎ | ◎ | ◎ | ◯ | ◯ |
HTML | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
CSS | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × |
JavaScript | ◯ | ◯ | × | × | ◯ | × |
PHP | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ | × | ◯ |
SQL | × | × | ◯ | ◯ | × | ◯ |
Ruby | × | ◯ | ◯ | × | × | |
そのほか | jQuery MySQL |
Python Java Word Press |
GitHub | GitHub Bootstrap Heroku |
GitHub Word Press illustrator photoshop |
– |
最終到達 | Webアプリ 開発 |
Webアプリ 開発 |
Webアプリ 開発 |
Webアプリ 開発 |
Webアプリ 開発 |
PHP/SQL 基本文法の理解 |
PHPが学べるプログラミングスクール6選
PHPを学べるプログラミングスクールを6社ご紹介します。
ここでのランキングは料金・サポート体制・カリキュラムの内容・受講のハードルの高さ(初心者でもOK?オンライン可?など)を総合的に判断した上で、プログラミングチャンネル編集部がおすすめできる順番で紹介しています。
1.CodeCamp(コードキャンプ)「Webマスターコース」
CodeCamp(コードキャンプ)の「Webマスターコース」では、PHPだけでなくHTMLやCSSなど、Webサービスを作るために必要な知識を総合的に学びます。
プログラミング初心者の方にはご存知ではない方もいるかもしれませんが、PHPだけを使えても、実はほとんど何もできません。
ブラウザなどで表示するためには、HTMLやCSSといった画面表示の技術も合わせて必要ですし、動きのあるページを作るためにはJavaScriptが必要です。
その点、CodeCamp(コードキャンプ)の「Webマスターコース」では、HTML/CSSやJavaScriptなど、サイト制作に必要な知識をオールインワンで学びます。包括的に学習できる点はメリットです。一方、ピンポイントでPHPを学びたいという方や、既にHTML/CSSは学習しているという方には無駄だと感じてしまう部分があるかもしれない、というのはデメリットとして挙げられます。
コース名 | Webマスターコース(2ヶ月・20回) |
料金 | 総額:178,000円(入会金:30,000円込み) |
月額 | 月々5,900円〜 ※実質年率12.5%、36回払いの場合(手数料込み) |
2.侍エンジニア塾「デビューコース」
侍エンジニア塾は完全オーダーメイドでカリキュラムを作成してくれます。ですから、PHPを選択すればPHPを学習できるコースを作成してもらえます。
ポートフォリオ(作品)となるようなオリジナルのサイトを作るための学習ができるため、より実践的な学習ができるでしょう。
しかしながら、ピュアなPHPのみでWebアプリケーションが作れることはほとんどなく、さまざまなフレームワークを駆使して開発を進めることになります。そのため、ある程度自分のなかで使いたいフレームワークや作りたいサービス、方向性を定めておくことが、このスクールで学ぶにあたって必要です。
たとえば、「ECサイトを作りたい」「WordPressのカスタマイズをして、自分のブログを持ちたい」「自社サイトを自分でいじれるようになりたい」などがあるでしょう。
「PHPエンジニアになりたい」という漠然とした目的の場合、最終的に「オーダーメイドカリキュラムが自分に合っていなかった」となる事態も考えられます。
侍エンジニア塾での受講を希望するのであれば、自分の将来像をしっかりもって学習に臨みましょう。
コース名 | デビューコース(12週間プラン) |
料金 | 総額:169,091円 |
月額 | 月々8,298円〜 ※実質年率12.5%、24回払いの場合(手数料込み) |
3.tech boost(テックブースト)
tech boost(テックブースト)では、受講生一人ひとりの目的に合ったカリキュラムを作成してもらえます。
PHPだけを知っていてもできることは少なく、サイト制作を行うためにはHTML/CSSやJavaScriptの知識も必要です。その点tech boost(テックブースト)のように、オーダーメイドで必要知識をまんべんなく学べるカリキュラムを作成してもらえるのはメリットでしょう。
カリキュラムを組んでもらう際は「PHPを学びたい」というのではなく、「◯◯なサイトを作る」などの目標設定をするのが良いでしょう(もちろん、既にHTML/CSSやJavaScriptは学習済みでPHPだけをピンポイントで学びたいという方は別ですが)。
コース名 | tech boost(テックブースト) |
料金 | 料金は入学金+月額利用料金となっており、初回に3ヵ月間の契約を行った以降はひと月単位で更新を行う仕組みです。
(通学コース)入会金:269,800円 (オンラインコース)入会金:184,800円 |
月額 | (通学コース)月々12,000円〜 (オンラインコース)月々9,100円〜 ※実質年率12.5%、24回払いの場合(手数料込み) |
4.TechAcademy(テックアカデミー)「PHP/Larravelコース」
TechAcademy(テックアカデミー)の「PHP/Laravelコース」では、PHPと、PHPのフレームワークLaravelを習得できるのが特徴です。
TechAcademy(テックアカデミー)の「PHP/Laravelコース」では、PHPの基礎知識だけではなく、画面を表示するためのHTML/CSS、データを保存するためのSQLといったWebアプリケーションを1から作るための知識を一気に身につけられます。
期間内に「メッセージボード」「Twitterクローン」「オリジナルWebサイト」3つを作り上げることになるので、少しハードではありますが応用の効きやすい学習ができるでしょう。
コース名 | PHP/Larravelコース(4週間プラン) |
料金 | 総額:149,000円 |
月額 | 月々6,209円〜 ※実質年率12.5%、24回払いの場合(手数料込み) |
- 「【徹底比較】tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)編」
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5.ドットプロ(.Pro)「フロントエンドコース」
.Pro(ドットプロ)の「Webエキスパートコース」でもPHPを学べます。
カリキュラムのゴールは、「WordPressをカスタマイズできるようになること」です。PHPを集中的に学ぶというよりも、HTML/CSSやJavaScript、WordPressのカスタマイズや運用に関する知識、サイト制作に必要なデザイン知識など、サイト制作に必要な技術を包括的に学習します。
「自分のブログを持ちたい」「Webマーケティングの勉強がしたい」というような方に向いていますが、「PHPだけを集中的に勉強したい」「PHPで作るものが決まっている」「使うフレームワークが決まっている」など、PHPの言語習得を目的としている方には不向きなカリキュラムかもしれません。
コース名 | PHP/Larravelコース(4週間プラン) |
料金 | 総額:149,000円 |
月額 | 月々6,209円〜 ※実質年率12.5%、24回払いの場合(手数料込み) |
6.KENスクール「PHPベーシック講座」
KENスクールで学べるPHPのコースはいくつかあり、受講しようとする読者の方の習熟度に合わせて選択できます。
「PHPベーシック講座」
PHPの基本的な言語仕様や書き方について学習できます。プログラミング未経験でPHPをこれから学びたいというに方はおすすめです。
「PHPアドバンス講座」
PEARと呼ばれるPHPのフレームワークを用いた実践的な学習できます。
言語を覚えただけではあまり使い物になったとはいえないので、実際に開発を行いたいのであれば、ベーシック講座だけでなくこちらのコースも受ける必要があります。
「PHPショッピングサイト構築講座」
「PHPベーシック講座」と「PHPアドバンス講座」の2つがセットになったコースです。PHP未経験からMySQLを使用しデータベースとの連携までを学び、Webアプリケーションの作成をひととおり学習したいのであれば、このコースを選ぶのがよいでしょう。
「PHPフレームワーク講座」
Zend_Frameworkと呼ばれるフレームワークを学ぶコースです。フレームワークはアプリケーションを開発するうえで便利な機能やひな形で、フレームワークを使うとより簡単にアプリケーションを作ることができます。
コース名 | PHPベーシック講座(3カ月プラン) |
料金 | 総額:103,000円 |
月額 | 月々9,100円〜 ※実質年率12.5%、12回払いの場合(手数料込み) |
まとめ
PHPを学びたいという方におすすめのプログラミングスクールをご紹介しました。
ちなみに、LaravelはフルスタックのWebアプリケーションフレームワークです。ページを表示するだけでなく、Webアプリケーションを作る際に必要な機能が標準で備わっていますので、それだけを覚えるだけで一通りのWebアプリケーションを早く構築できるのが強みです。
また、Laravelには認証やユーザー管理、データベースといった機能が標準で提供されているので、少ないコード量でWebアプリケーションを構築できるという良さもあります。もし、PHPに対する学習動機が「PHPで作りたいサービスをがある」ということなら、フレームワークは、Laravelがおすすめです。必要な機能が簡単に実装できるので、短い時間でWebサイトを構築できるでしょう。