.Pro(ドットプロ)の就職・転職支援|料金やメリット・デメリットを徹底解説

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fuzuki

事務員出身の文系プログラマ。VBAとAccessを使った事務仕事の効率化にハマり、Webエンジニアへ転職。 現在は本業を事務に戻し、副業プログラマをやっています。

.Pro(ドットプロ)はWeb制作事業をおこなう株式会社D-ingが運営するプログラミングスクールです。通学形式で少人数制対面講義をおこなうスクールで、東京都渋谷区に教室があります。オンライン受講はできません。

WebエンジニアまたはAIエンジニアを目指すためのスクールで、学べる言語は主にHTML/CSS、JavaScript、PHP、Pythonです。受講開始から転職までの期間はおよそ6ヵ月と考えておくといいでしょう。

この記事では、.Pro(ドットプロ)の就職・転職支援の内容をご紹介します。転職・就職を目指す方にとって.Pro(ドットプロ)がどのくらいおすすめかご紹介するので、ぜひご覧ください。

.Pro(ドットプロ)の就職・転職支援に関する基本情報

最初に、ドットプロの就職・転職支援に関する基本情報をチェックします

.Pro(ドットプロ)
× 転職特化型のコースがある
× 30代の方でも受講できる転職特化型コースがある
× 就職・転職できなかった場合に受講料を返金してもらえる
× 就職・転職できた場合に受講料を返金してもらえる
就職・転職先企業を紹介してもらえる

(有料職業紹介事業免許を取得している)

学生も受講できる

※「有料職業紹介事業」とは転職を考えている人(求職者)に希望に沿った求人を基本的に無料で紹介するサービスです。

転職特化型のコースはありませんが、その代わりどんな年齢の方でも受講可能です。

就職・転職成功率は非公開です。

過去の受講生のなかには、Webエンジニア、AIエンジニアとして活躍している方もいます。

.Pro(ドットプロ)で就職・転職したい方におすすめのコース

.Pro(ドットプロ)で転職を目指すなら以下のコースがおすすめです。

.Pro(ドットプロ)の転職希望者におすすめのコース

AI×Djangoコースと料金

プログラミング言語「Python」を学び、AIエンジニアを目指すコースです。

コース名にもある「Django」はPythonフレームワークのことで、Pythonエンジニア求人の多くに「Django経験者であること」が必須条件として掲げられています。

PythonエンジニアはPHPやRubyのエンジニアとくらべて平均年収が高い傾向にあります。加えてAI需要は今後さらに伸びていくものと予測されるため、将来性が高い職業と言えるでしょう。

コース名 AI×Djangoコース
料金 総額:501,000円

・入会金:なし

・受講料:498,000円(6カ月)

・参考書:3,000円

※すべて税抜価格

月額 月額:16,600円~

(実質年率12.5%、支払回数36回の場合)

返金制度 申し込みから8日以内であれば、受講費用を全額返金。
学べるスキル・言語 ・HTML

・CSS

・Python(Django、Flask)

質問方法 ・授業中に質問する

・授業外ではSlackを利用する。深夜帯も投稿はできるが、返信は講師が対応可能な場合のみおこなわれる。通常は1〜2時間以内に返信。

チーム開発 あり
ポートフォリオ(作品)制作 受講生が企画する

Webエキスパートコースと料金

プログラミング未経験の状態から、Webサイトをひとりでつくり、運営できるようになるまでになるコース。卒業後はWebエンジニアやフロントエンドエンジニアを目指せます。

プログラミング言語はもちろん、ソースコードを管理するために実務でよく使うバージョン管理システム「Git」や、フリーランスエンジニア概論やSEO(検索エンジンで上位にヒットさせるためにWebページを調整すること)についても学びます。

コース名 Webエキスパートコース
料金 総額:399,800円(4カ月)、498,000(6カ月)円

・入会金:なし

・受講料:399,800円(4カ月)、498,000(6カ月)

月額 (4カ月コース)月額:13,300円~

(6カ月コース)月額:16,600円~

(実質年率12.5%、支払回数36回の場合)

返金制度 申し込みから8日以内であれば、受講費用を全額返金。

ただし入学金は返金の対象外。

学べる言語 ・HTML

・CSS

・JavaScript(jQuery)

・PHP(Wordpress)

質問方法 ・授業中に質問する

・授業外ではSlackを利用する。深夜帯も投稿はできるが、返信は講師が対応可能な場合のみおこなわれる。通常は1〜2時間以内に返信。

チーム開発 あり
ポートフォリオ(作品)制作 ・既存サイトの模写

・自分自身を紹介するコーポレートサイト

・親戚のお店のサイト

…etc.

.Pro(ドットプロ)の就職・転職支援の内容

.Pro(ドットプロ)では次のような就職・転職支援を行っています。

  • 授業中にポートフォリオ(作品)を作成
  • エントリーシート・履歴書・職務経歴書の添削
  • インターン募集企業の紹介

1.授業中にポートフォリオ(作品)を作成

エンジニアとして転職する際には、必ずといってよいほど「ポートフォリオ」の提出を求められます。

ポートフォリオとは、これまで応募者がつくってきたサイトやアプリケーションなどをまとめた作品集のこと。応募者の実績やスキルがわかる資料なので、採用選考では履歴書や職務経歴書と同等か、それ以上に重要視されます。

実務未経験者は実績として提示できるほどの作品が少ないこともあり、ポートフォリオをつくる段階で苦労することが多いのですが、.Pro(ドットプロ)では授業中にポートフォリオをつくります。

fuzuki
転職活動中は、企業の情報収集や応募書類の準備などに時間を使うためバタバタしがちです。学習しながら準備ができるのはいいですね。

2.エントリーシート・履歴書・職務経歴書の添削

就職活動時はエントリーシートを、転職希望の方は履歴書と職務経歴書の添削を受けられます。

せっかく入社したい企業がみつかっても、採用担当者が紙面から読み取れる情報に魅力を感じなかったり、不安に思う要素があったりすると、面接前に書類選考で落ちてしまうこともあります。それほど応募書類は大切なものなのです。

とはいえひとりで書いていると、「こんなかんじでいいのかな?」「あまりに典型的でつまらないかな?」「個性を出しすぎかな?」など、就職・転職に失敗したくないあまり考えすぎてしまうこともあります。

.Pro(ドットプロ)では応募書類の添削が受けられるため、受講生の学んだ内容や強みなどがきちんと反映された内容になっているか、第三者の目から確認してもらえます。

3.インターン募集企業の紹介

実務経験を積むためにインターンをしてみたいと考える方もいるのではないでしょうか。

.Pro(ドットプロ)はプログラミングスクールとしてはめずらしく、インターン募集企業の紹介を行っています。

アルバイトや長期インターン求人を紹介している「キャリアバイト」と提携しており、学生〜第二新卒に該当する方が利用できます。

すでに社会人の方は残念ながら利用できないため注意が必要です。

.Pro(ドットプロ)の就職・転職実績

.Pro(ドットプロ)の受講生が就職・転職活動をはじめる時期に決まりはありません。ひとりひとりのタイミングではじめられます。

入校後すぐに相談することもできますが、就職・転職希望の多くの受講生は3ヵ月〜5ヵ月学習し、成果物ができあがった時期にはじめるケースが多いです。

就職・転職目的で.Pro(ドットプロ)を利用するメリット

就職・転職目的で.Pro(ドットプロ)を利用する場合、次のようなメリットがあります。

.Pro(ドットプロ)のメリット

  • 1度転職したあと、セカンドキャリアの相談もできる
  • 提携エージェントを通じて企業を紹介してもらえる
  • 自分で探した企業に応募することもできる

.Pro(ドットプロ)は就職・転職が成功したら、それきりスクールとの関わりがなくなってしまうわけではありません。

次に転職しようと思ったとき、.Pro(ドットプロ)でセカンドキャリアの相談ができます。

提携エージェントを利用する規則などもないため、ただ相談するだけの利用も可能です。

fuzuki
卒業したら終わり!ではなく、その次のキャリアについて相談できるのは心強いですね。

提携エージェントを通じて、自分が希望する条件にあう企業を探してもらうこともできます。

はじめての業界に飛び込むときは、わからないことや相談したいことも多いことでしょう。業界に詳しいエージェントにおまかせできるため、不安も軽減されるのではないでしょうか。

もちろん、自分で探し出した企業に応募しても構いません。「かならず.Pro(ドットプロ)の提携エージェントを利用しなければならない」という決まりはないので、ご自身が希望する企業がある方は、スクールに遠慮なくチャレンジできます。

就職・転職目的で.Pro(ドットプロ)を利用するデメリット

一方、就職・転職目的で.Pro(ドットプロ)を利用する場合、次のようなデメリットがあることも知っておくべきです。

.Pro(ドットプロ)のデメリット

  • 転職を保証してくれる制度がない
  • 30代のエンジニア転職はハードルが高いと明言している
  • 就職・転職実績が不透明

.Pro(ドットプロ)には転職を保証してくれる制度がありません。

ほかのプログラミングスクールでは「就職・転職成功まで徹底サポートする」「もし一定期間内に就職・転職できなければ受講料を全額返金する」などの制度をもうけていることがありますが、.Pro(ドットプロ)にはそのような仕組みがないのです。

また、取材時に.Pro(ドットプロ)からは「30代前半であれば可能ですが、20代と比べハードルは非常に高くなります」との回答を得ています。

SNSなどで話題になる「エンジニア35歳定年説」が物語るように、30代のエンジニア転職が難しいことは業界でも周知の事実ではありますが、30代の受講生が転職成功しているプログラミングスクールはあります。

30代の方、受講中に30歳を迎えそうな20代の方は、30代の転職実績が豊富なプログラミングスクールも検討してはいかがでしょうか。

さらに、就職・転職実績が不透明なため、入校検討しづらいと感じる方もいらっしゃるのではないでしょうか。

.Pro(ドットプロ)は、就職・転職の成功率、これまでの卒業生がどのような企業に就職したか、卒業生の何割が就職を希望したのかなど、就職・転職希望者が入校するかどうかを決めるうえで参考にしたい情報の多くが非公開です。

まとめ

今回は.Pro(ドットプロ)の就職・転職支援についてご紹介しました。

.Pro(ドットプロ)では、無料個別相談・体験会を実施しています。無料個別相談・体験会では、講義見学ができるのはもちろんのこと、どのように自分の目標を達成するかなどプログラミング学習や転職をしていくうえでの明確な道筋を聞けます。

ぜひ一度無料説明会に参加してみてはいかがでしょうか。