Aidemy(アイデミー)の就職・転職支援|料金やメリット・デメリットを徹底解説

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fuzuki

事務員出身の文系プログラマ。VBAとAccessを使った事務仕事の効率化にハマり、Webエンジニアへ転職。 現在は本業を事務に戻し、副業プログラマをやっています。

Aidemy(アイデミー)は、機械学習モデル運用プラットフォーム「modeloy」を提供している株式会社アイデミーが運営するプログラミングスクールです。オンライン受講形式のスクールで、教室はなく、通学はできません。

機械学習(AI)エンジニアを目指すためのスクールで、学べる言語は主にPythonです。受講開始から転職までの期間はおよそ3カ月と考えておくと良いでしょう。

この記事では、Aidemy(アイデミー)の就職・転職支援の内容をご紹介します。転職・就職を目指す方にとってAidemy(アイデミー)がどのくらいおすすめかご紹介するので、ぜひご覧ください。

Aidemy(アイデミー)の就職・転職支援に関する基本情報

最初に、Aidemy(アイデミー)の就職・転職支援に関する基本情報をチェックします。

Aidemy(アイデミー)
× 転職特化型のコースがある
× 30代の方でも受講できる転職特化型コースがある
× 就職・転職できなかった場合に受講料を返金してもらえる
× 就職・転職できた場合に受講料を返金してもらえる
就職・転職先企業を紹介してもらえる

(有料職業紹介事業免許を取得している)

学生も受講できる

転職特化型のコースはありませんが、その代わりどんな年齢の方でも受講可能です。

就職・転職成功率は非公開です(公式サイト参照)。

過去には、Avintonジャパン株式会社から内定をもらった受講生もいます。

※「有料職業紹介事業」とは転職を考えている人(求職者)に希望に沿った求人を基本的に無料で紹介するサービスです。

Aidemy(アイデミー)で就職・転職したい方におすすめのコース

Aidemy(アイデミー)で転職を目指すなら「Premium Plan」がおすすめです。

Premium Planと料金

「“3ヵ月でAI人材になる”プログラミングスクール」というキャッチコピーの通り、短期間で機械学習、ディープラーニング、データ分析、AIアプリ開発など最先端技術を学べます。

カリキュラムは東京大学のAIセンター長である國吉康夫教授により監修されていて、東証一部上場企業も社内教育用のプログラムとして採用しています。

学習プランは受講期間別に3種類用意されており、仕事や子育て、学業と両立しながらコツコツと自分のペースで学習できるのが特徴です。

いちばん受講期間が短くてスケジュールが厳しくなる3ヵ月プランでも、1週間あたりの学習目安時間は14時間〜となっているため、どのプランを選んでも現在の生活ペースを守りつつAI学習ができるでしょう。

コース名 Premium Plan
料金 3カ月プラン:480,000円

6カ月プラン:780,000円

9カ月プラン:980,000円

※すべて税抜価格

月額 3カ月プラン:月々14,400円

6カ月プラン:月々23,400円

9カ月プラン:月々27,000円

※すべて税込価格、36回払いの場合

返金制度 満足がいかなかった場合、受講開始後2週間以内の申請で全額返金
学べる言語 ・Python3
質問方法 ・チャット(Slack)で24時間以内に回答

・ビデオ電話を使ったオンラインメンタリング(1回30分、週2回利用可能)

チーム開発 なし
ポートフォリオ(作品)制作 あり(学習中に作成した作品を流用できる)

Aidemy(アイデミー)の就職・転職支援の内容

Aidemy(アイデミー)では次のような就職・転職支援を行っています。

  • 教材選定
  • メンタリング

1.教材選定

Aidemy(アイデミー)では、授業内容を受講生一人ひとりにあったオーダーメイドカリキュラムにカスタマイズすることが可能です。

受講生が希望する働き方や転職したい職業にあわせて、最適な教材を選定してもらえます。

2.メンタリング

転職サポート担当からのメンタリングを受けられます。

受講生が本当に望む職業につけるようサポートしてもらえるため、本位ではない転職先を紹介されることはありません。

Aidemy(アイデミー)の就職・転職実績

Aidemy(アイデミー)で就職・転職を実現した卒業生には、大学の研究室でプログラミングを勉強した経験はあったけれど長らくプログラミングから離れていた方や、元PHPエンジニアなど、なんらかの形でプログラミングを経験したことがある方が目立ちます。

しかし、もとコールセンターの管理職など、プログラミングやITからはかけ離れた分野で活躍していた未経験の方もいます。

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公式サイトによれば「86%はプログラミング未経験者」です。卒業生の意向で公開できないだけでプログラミング完全未経験者も多く転職成功しているのか、それともプログラミング未経験者はやはり不利なのか……。大変心苦しいですが、今回の調査ではわかりませんでした。

就職・転職目的でAidemy(アイデミー)を利用するメリット

就職・転職目的でAidemy(アイデミー)を利用する場合、次のようなメリットがあります。

Aidemy(アイデミー)のメリット

  • 不本意な就職先は紹介されない
  • リモートワーク可の企業に就職した卒業生がいる
  • 学習中につくった作品をポートフォリオに流用できる

Aidemy(アイデミー)では、受講生が望まない就職先は紹介されません。「惹かれるところのない企業だけど、就職サポートの担当者に勧められたから……」と押し切られることはないので、強引さに弱い人でも安心です。

公式サイトでは次のように明記されています。「ご自身の本位ではない転職先も紹介をしているスクールが散見されていますが、Aidemyではお客様の望まない転職の斡旋をしておりません」
引用:Aidemy(アイデミー)Premium Plan https://premium.aidemy.net/

卒業生のなかにはリモートワークを条件に掲げて転職活動をし、見事希望する働き方を実現した方もいます。持病や家庭の事情などで在宅勤務を希望される方、地方での暮らしを楽しみたい方には希望がもてる情報です。出展:https://premium.aidemy.net/magazine/132

学習につくった作品はポートフォリオとして転職活動に利用できるため、AIエンジニア未経験でも実績を提示できます。いくら「プログラミングスクールで勉強したので、AIエンジニアとして働けます!」と主張しても、採用する企業側は「どの程度できると言っているの?」と気になるものです。実際につくったものを提示できると、採用試験で評価してもらえるでしょう。

就職・転職目的でAidemy(アイデミー)を利用するデメリット

一方、就職・転職目的でAidemy(アイデミー)を利用する場合、次のようなデメリットがあることも知っておくべきです。

Aidemy(アイデミー)のデメリット

  • 「転職保証制度」などがない
  • プログラミング完全未経験から就職・転職成功した事例が少ない
  • ほかの受講生との交流がない

Aidemy(アイデミー)は、ほかのプログラミングスクールで実施しているような「転職成功するまで徹底的にサポートする」「一定期間内に転職成功できなければ全額返金」のような、転職成功を保証する制度がありません。

fuzuki
これらの制度を利用されると運営会社にとっては不利益につながりますから、あえてそうした制度を設けているスクールは転職成功率が高いと推測できます。

Aidemy(アイデミー)にはこうした制度がなく、また転職成功率も非公開のため、実際にはどのくらいの卒業生がAIエンジニアとして転職できているのか疑問が残る状況です。就職・転職成功者のインタビューで、プログラミング未経験者の記事が少ないのも気になるところ。

大学でプログラミングを勉強していた方、元システムエンジニア、元Pythonエンジニアなどの体験談が紹介されていますが、彼らは高レベルなプログラミング経験者であると推測されます。もともと、就職・転職に有利になりやすい経歴の持ち主なので、完全未経験者にとっては「あてにならない!」と思えてしまうかもしれません。

とはいえ、もちろん完全未経験者のインタビュー記事がないわけではありませんが、比率の低さから懸念事項となります。

Aidemy(アイデミー)は完全オンライン学習のスクールなので、ほかの受講生との交流はありません。

通学型スクールのように、受講生同士で交流してプライベートでも関われるような仲になれると、そこから新しい技術についての情報交換や、仕事の紹介などを受けられることがありますが、そのような体験は望めないでしょう。

まとめ

今回はAidemy(アイデミー)の就職・転職支援についてご紹介しました。

Aidemy(アイデミー)では、無料オンライン相談を実施しています。無料オンライン相談では、本当に自分にAI技術を身につけることができるのかや、転職できるのかなど、さまざまな疑問に答えてもらえます。

ぜひ一度無料説明会に参加してみてはいかがでしょうか。