【徹底比較】tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)編

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Hiro

IT業界で12年間ミドルウェアの製品検査やテクニカルサポートを経験してきました。主な業務は設計者が作成した仕様書やソースコードのチェックやテストツールのコーディング、障害発生時のログ調査や問い合わせ対応です。 現在はメーカーに転職し、自動テストを活用した開発業務の効率向上を推進する業務を担当しています。 IT業界での実務経験や転職の経験を活かして、読者のみなさまにとって有益な情報をお届けします。
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tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の学習内容はどう違うの?
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最新技術を学びたいなら、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のどちらがおすすめ?

「tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のどちらにするか迷っている」という方のために、この記事では、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の料金と特徴を徹底比較します。

結論|tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のどちらがおすすめ?

この記事では、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のどちらがおすすめなのかを見ていきます。

結論からお伝えすると、「カリキュラムをオーダーメイドしたい」という方にはtech boost(テックブースト)がおすすめです。

なぜなら、プログラミングスクールのカリキュラムは内容が決まっているケースが多いですが、tech boost(テックブースト)のカリキュラムはオーダーメイドになっているからです。個々の目標やレベルに合わせたり、細かいニーズにも対応してもらえます。

一方、「すでに学びたい技術・言語が決まっている」という方にはTechAcademy(テックアカデミー)がおすすめ。

なぜなら、TechAcademy(テックアカデミー)にはWebアプリケーションコース、Javaコースなど多数のコースが用意されており、そのなかから自分が学びたいコースを選択することができるためです。

Hiro
最近では無料の初心者向けのプログラミング学習サイト(Progate プロゲートなど)が増えています。

無料学習サイトで基礎学習を済ませたうえでtech boost(テックブースト)に入会すれば、応用学習に時間をかけられるので、効率的に学習を進めることができるでしょう。

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の違い

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)を比較した結果、両者の間には主に4つの大きな違いがあることが分かりました。

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の違い

  1. 【受講形式】tech boost(テックブースト)はオンラインと通学の両方に対応しているのに対して、TechAcademy(テックアカデミー)はオンラインのみ。
  2. 【コースの種類】tech boost(テックブースト)は3ヵ月コースのなのに対して、TechAcademy(テックアカデミー)は多数のコースがあり、自分が学びたい技術を選択できる。
  3. 【料金形態】tech boost(テックブースト)は月額制なのに対して、TechAcademy(テックアカデミー)は定額制。
  4. 【午前中のチャット対応】tech boost(テックブースト)は午前中もチャット質問に対応してもらえるのに対して、TechAcademy(テックアカデミー)の対応時間は毎日15時〜23時のみ。
Hiro
テックブーストは卒業後も教室を利用して勉強できるので、自宅で勉強するのが苦手な方にはメリットでしょう。教室は渋谷駅から徒歩5分とアクセスがよいので、都内勤務であれば仕事帰りに寄ることも可能です。

IT業界では、新しい技術が登場したり既存の技術が進歩したりと日々技術が進化していくため勉強が必要です。未経験からエンジニアに転職した場合はなおのことです。

インターネット上には「プライベートでの勉強は不要だ」という意見もありますが、勉強している人としていない人では差が生まれます。

開発現場では勉強熱心で知識のある技術者はさまざまな技術を組み合わせた高度な提案をしています。卒業後も積極的に勉強するようにしましょう!

また、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の違いをビジュアルで理解できるように表をまとめました。

比較項目 tech boost
(テックブースト)
TechAcademy
(テックアカデミー)
通学
(渋谷)
×
オンライン
費用の予算 月額:29,800円(一律)

・通学(入学金)
∟社会人269,800円
∟学生199,800 円

・オンライン受講(入学金)
∟社会人184,800 円
∟学生147,800 円

・4週間プラン
∟社会人:149,000円
∟学生:129,000円・8週間プラン
∟社会人:199,000円
∟学生:159,000円・12週間プラン
∟社会人:249,000円
∟学生:189,000円・16週間プラン
∟社会人 299,000円
∟学生 219,000円
授業の進め方 自己学習形式 自己学習形式
質問方法 教室でメンター(講師)に対面もしくはオンラインで質問(チャットやWeb通話) オンラインで質問(チャットやWeb通話)
個別サポートの内容 週1回のメンタリング(面談)
(1コマ60分)
週2回のメンタリング(面談)
(1コマ30分)
メンターや講師のレベル 現役エンジニア 現役エンジニア
就職支援の内容
編集部
自分に合った方を選びましょう!

tech boost(テックブースト)をおすすめな人

  • エンジニア転職やWebサービスでの起業を考えている人:キャリア支援が充実していたり、起業を目的にした学習支援にも対応しています。
  • 最新技術を学びたい人:カリキュラムに最新技術(ブロックチェーン、IoT、AIのいずれか)が含まれています。
  • プログラミングの基礎知識がある人:カリキュラムをオーダーメイドできるので、基礎学習時間を減らし、応用学習に時間をかけられます。

TechAcademy(テックアカデミー)をおすすめな人

  • 地方在住の人:オンラインに特化したコースで通学の必要がないため、全国どこからでも学習できます。
  • 費用を安く抑えたい人:4週間コースを選択すれば、費用を安く抑えられます。
  • 朝より夜遅く学習することが多い人:毎日23時までであれば、チャットで質問をすれば、すぐ回答を貰えます。

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の基本情報を比較

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のサービス内容を詳しく比較していきます。

1.受講形式(オンラインor通学)を比較

tech boost(テックブースト)は通学(オフライン)またはオンライン形式であるのに対して、TechAcademy(テックアカデミー)はオンライン形式のみという点で違いがあります。

スクール名 受講形式
tech boost(テックブースト) 通学またはオンライン
TechAcademy(テックアカデミー) オンライン

tech boost(テックブースト)には通学コースとオンラインコースが用意されています。地方在住で教室に通えない場合はオンラインを、都内在住で教室を使用したい場合は通学コースを選ぶことが可能です。

一方で、TechAcademy(テックアカデミー)には教室がないため、通学での受講はできません。

2.学習の進め方(自習or授業)を比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)もカリキュラムを自習で進めてわからない点をチャットやWeb通話で質問するスタイルです。

3.質問方法を比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)も質問方法は基本的に同じで、チャットやWeb通話で質問します。両校とも対応時間内にチャットで質問をすれば、5~10分ほどで返答されます。

また、tech boost(テックブースト)の通学コースを選択した場合は対面で質問することも可能です。

スクール名 tech boost
(テックブースト)
TechAcademy
(テックアカデミー)
チャット質問
対応時間
平日・祝日:10時〜22時
土日: 13時〜19時
平日・土日祝:15時〜23時

4.講師・メンターを比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)も現役エンジニアがメンター(講師)です。

プログラミングスクールのなかにはエンジニア経験のないメンターもいますが、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)のメンターは全員が現役エンジニアが100%(両者の公式サイトを参照)となっています。

Hiro
講師がエンジニアであれば、プログラミングに限らず、開発現場の話を聞くこともできます。

エンジニア転職を目指している場合は、エンジニア講師とのコミュニケーションを通じて、将来自分が担当する可能性がある仕事内容についてより具体的に知れるでしょう。

5.個別サポートを比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)も専任のメンターがついて、定期的にメンタリング(面談)を行ってくれます。

メンタリングは受講生のモチベーションを維持するため、カリキュラムの進捗状況を報告したり、進路相談をしたりするための機会として設けられています。普段の学習のなかで疑問に思った点など、技術的な質問をすることも可能です。

スクール名 メンタリング頻度 メンタリング方法
tech boost
(テックブースト)
週1回
(1コマ60分)
対面
または
オンライン
TechAcademy
(テックアカデミー)
週2回
(1コマ30分)
オンライン

6. 就職支援・転職支援を比較

就職支援・転職支援の内容については、tech boost(テックブースト)に軍配が上がります。

tech boost(テックブースト)は、株式会社Branding EngineerというITエンジニアのキャリア支援事業に強い企業が運営しています。同社では「TechStars」と呼ばれる転職支援サービスを提供しており、そのバックグラウンドを生かした充実の就職・転職支援を受けられます。

一方で、TechAcademy(テックアカデミー)では「TechAcademyキャリア」と呼ばれるスカウトサービスを利用することができます。スカウトサービスとは、事前にプロフィールや学習で身につけたスキルを登録しておき、その情報を元に企業やコンサルタントからスカウトメッセージが届く転職サービスです。

Hiro
エンジニア転職を目指す場合は転職保証がついているコースもおすすめです。転職保証とは転職できなかった場合に受講料を全額返金してもらえる制度です。

tech boost(テックブースト)は「tech boost pro(テックブーストプロ)」、TechAcademy(テックアカデミー)は「TechAcademy pro(テックアカデミープロ)」と呼ばれるコースが転職保証つきのコースに該当します。

7.料金を比較

料金はtech boost(テックブースト)がおよそ24万円〜36万円、TechAcademy(テックアカデミー)が13万円〜30万円です。
「オンライン形式で受講期間3ヵ月」という同じ条件で見てみると、社会人の場合は25,200円、学生の場合は48,200円テックTechAcademy(テックアカデミー)の方が安くなっています。

具体的に、tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)の料金を見ていきましょう。

まず、tech boost(テックブースト)の料金は入学金+月額利用料金となっており、初回に3ヵ月間の契約を行った以降はひと月単位で更新を行う仕組みです。入会金は通学かオンラインかで変わりますが、月額は変わりません。3ヵ月の受講料金累積は下記の表の通りです。

区分 学習形式 入会金 入会金+3ヵ月分会費
社会人 通学 269,800円 359,200円
オンライン 184,800円 274,200円
学生 通学 199,800円 289,200円
オンライン 147,800円 237,200円

一方で、TechAcademy(テックアカデミー)は受講期間(4週間、8週間、12週間、16週間)ごとに受講料金がそれぞれ設定されています。

区分 4週間
(1ヵ月)
8週間
(2ヵ月)
12週間
(3ヵ月)
16週間
(4ヵ月)
社会人 149,000円 199,000円 249,000円 299,000円
学生 129,000円 159,000円 189,000円 219,000円

8.カリキュラム(教材)の閲覧期限を比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)も、学習期間が終了しても学習カリキュラムを継続して閲覧できるので、独学で勉強を続けたり復習が可能です。

9.受講期間の延長を比較

tech boost(テックブースト)TechAcademy(テックアカデミー)も受講期間を延長できます。

それぞれの料金は、tech boost(テックブースト)が月額29,800 円、TechAcademy(テックアカデミー)が4週間69,000円です。

10.キャンセル制度を比較

tech boost(テックブースト)では契約締結日から8日以内であれば、クーリング・オフ制度を利用して受講費用を全額返金してもらえます。

一方、TechAcademy(テックアカデミー)は受講開始後の返金は不可となっています。TechAcademy(テックアカデミー)はカリキュラムの閲覧(一部)、チャットでの質問、メンタリングなどTechAcademy(テックアカデミー)のサービスを1週間無料で体験することができます。実際に体験して、満足いくようなら契約するといいでしょう。

11.コースの種類を比較

コースの種類の豊富さに関しては、TechAcademy(テックアカデミー)に軍配が上がります。

tech boost(テックブースト)は3ヵ月で学ぶコースとなっており、最初の6週間は「ベーシックターム」、次の4週間では「ディベロップターム」、最後の2週間では「イノベーティブターム」という3つのステップでわけられています。カリキュラムはオーダーメイドになっているため、カスタマイズ可能です。

たとえばプログラミングの基礎はすでに身についているのであれば、ベーシックタームの期間を短くしたり、RubyよりもPHPに力を入れて学びたい場合は、Rubyの学習時間を減らしてPHPの学習時間にあてたりすることが可能です。

ターム 概要 学習期間 言語・学ぶスキル
ベーシック
ターム
Webサイト構築の基本を学ぶ。 6週間 ・HTML/CSS
・Ruby/Ruby on Rails
・PHP/Laravel
・Git
・データベース
ディべロップ
ターム
ベーシックタームで学んだ基礎を応用してオリジナルWebアプリケーションを開発する技術を学ぶ。 4週間 ・Ruby on Rails実践
・Laravel
・プロダクト企画
・データベース設計
WEBアプリ開発
イノベーティブ
ターム
最新技術に関する基礎知識を学ぶ。 2週間 次の中から1つを選択
・ブロックチェーン
・IoT
・AI

一方で、TechAcademy(テックアカデミー)には多数のコースが用意されており、プログラミング以外にもマネジメント、デザイン、Excelをを学ぶコースもあります。

注意点

tTechAcademy(テックアカデミー)では、言語や学びたい技術ごとにコースを申し込みます。注意点としては、一度コースを選んだら途中でほかのコースに変更することはできません。

▽提供コース一覧
※ここではプログラミングに関するコースを中心に紹介します。

コース一覧
  • Webアプリケーションコース
  • PHP/Laravelコース
  • Javaコース
  • フロントエンドコース(jQuery)
  • WordPressコース
  • iPhoneアプリコース
  • Androidアプリコース
  • Unityコース
  • はじめてのプログラミングコース
  • ブロックチェーンコース
  • スマートコントラクトコース
  • Pythonコース
  • はじめてのAIコース
  • AIコース
  • データサイエンスコース
  • Scalaコース
  • Node.jsコース
  • Google Apps Scriptコース

まとめ

ここまでtech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)を比較してきました。

tech boost(テックブースト)とTechAcademy(テックアカデミー)はではそれぞれ無料説明会を実施しています。

無料説明会について

  • tech boost(テックブースト):無料カウンセリングでカリキュラムの内容やIT業界の説明を受けることができます。カウンセリングのために渋谷教室へ行くのが難しければ、オンラインでも対応してもらえます。
  • TechAcademy(テックアカデミー):「無料説明会動画」が配信されています。また、無料体験としてオンライン教材を閲覧したり、メンターのサポートなど学習システムを1週間体験することができます。

講師の雰囲気や教科書のわかりやすさなど、実際に体験してみないと知ることができないこともたくさんあるでしょう。tech boost(テックブースト)やTechAcademy(テックアカデミー)に少しでも興味があれば、試してみてはいかがでしょう。