KENスクールでフリーランスを目指せる?おすすめのコースや注意点を解説

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Masa

国際協力分野の専門コンサルタントとして東南アジアで3年以上勤務。途上国の人的資源開発に向けた国家プロジェクトに従事する傍ら、副業としてライターのお仕事を始めました。コンサル業務のなかで培ったリサーチスキルを生かして読者のみなさまにとって有益な情報をお届けしていきます。

KENスクールは株式会社シンクスバンクによって運営されている、教室型のプログラミングスクールです。

KENスクールのポイント

  • プログラミングコースに加え、Webデザインコースやネットワークコース、オフィスコース、CADコースなどのコースがあります。
  • 設立およそ30年間という老舗スクールです。
  • 個別指導なのでほかの受講生に遠慮することなく質問がしやすい環境です。
  • プログラミング初心者の方、文系出身の方、パソコンが苦手という方でも優しく丁寧に指導してもらえると評判が良いです

そんなKENスクールですが、フリーランスエンジニアを目指す方にとってはどのくらいおすすめなのでしょうか。

今回は、プログラミング未経験の状態からフリーランスエンジニアを目指す方にとって、KENスクールはどのくらいおすすめなのかについてご紹介いたします。

KENスクールはフリーランスになりたい人にどのくらいおすすめ?

フリーランスを目指す人にとって、KENスクールはどのくらいおすすめなのでしょうか。今回、筆者の独断と偏見で5段階評価をしてみました。

Masa
フリーランスを目指す人にとってKENスクールは「オススメ度:3.5」です。

なぜなら、学べるコースが多種多様でかつ丁寧なマンツーマン指導を行ってくれる点ではフリーランスを目指される方におすすめだと言えるものの、一方でオンラインコースが見られず、受講期間中の通学が必須な点では、仕事や勉学で忙しい学生や社会人の方には不安があるからです。

それでは、ここからKENスクールがフリーランスにおすすめな理由と、反対におすすめできないポイントとをそれぞれ解説していきますので、ご覧ください。

KENスクールでフリーランスエンジニアを目指す人におすすめのコース(講座)

KENスクールで開講されているコース(講座)のなかで、特にフリーランスを目指す人におすすめのコースを2つご紹介します。

フリーランスを目指す人におすすめのコース

  • コース1. Android & Javaエンジニア就転職総合コース
  • コース2. 業界に速習!できるだけ早く就転職総合コース

1. Android & Javaエンジニア就転職総合コース

Masa
未経験からいきなりフリーランスエンジニアを目指すよりも、まずはエンジニアとしてIT企業に入って実務経験を積むのがおすすめ。

まずは、日本国内では他のプログラミング言語と比較しても求人数が多いと言われている、Javaエンジニアを育成するためのコースをご紹介します。

Android & Javaエンジニア就転職総合コースはJavaを利用した開発分野で、幅広く活躍していきたいという方のためのコースです。Javaの知識を活用したシステム開発やAndroidアプリケーション開発の手法を学びます。

学べること

  • Java,
  • HTML/CSS,
  • Java Webシステム
  • Javaフレームワーク(Spring Framework)
  • SQL
  • Androidアプリ開発

ちなみに、「Android & Javaエンジニア就転職総合コース」は厚生労働省が実施する「一般教育訓練給付金制度」の指定講座です。一定の条件を満たすことで受講費用のキャッシュバックを受けられる点が魅力的です。

2. 業界に速習!できるだけ早く就転職総合コース

Masa
Java案件はシステム開発関連の案件が多く、フリーランスエンジニアであってもクライアント先に出社して作業することを求められることも多いです。

もしも在宅の仕事をしたいということであれば、HTML/CSS、JavaScriptやPHPなどを学んで、サイト制作関連の案件を受注するのが良いでしょう。

Webサイトコーディングや制作の案件を受注するためのスキルを身につけたいという方におすすめの「業界に速習!できるだけ早く就転職総合コース」をご紹介します。

「業界に速習!できるだけ早く就転職総合コース」はWebサイト制作で必要なコーディングの知識だけではなく、Photoshopやillustratorなど、Webデザインについても学べるコースです。

プログラムを書くエンジニアを目指す場合でも、Webサイト制作に携わるのであれば、Webデザインの基礎知識を習得しておくことでコーディングの際に役立ちますし、ほかのエンジニアと一歩差をつけられます。

KENスクールがフリーランスになりたい人におすすめの理由

KENスクールが、フリーランスを目指す人におすすめの理由を3つご紹介します。

フリーランスを目指す人におすすめの理由

  • 理由1.個別指導を受けることができ、未経験からでもスキルを確実に習得しやすい
  • 理由2.通学型のためほかの受講生と交流する機会が豊富で、将来の人脈を形成しやすい
  • 理由3.コース展開が豊富で、フロントエンド、バックエンド、インフラ周りまでを学べる

理由1.個別指導を受けることができ、未経験からでもスキルを確実に習得しやすい

KENスクールのレッスンは、全て個別指導です。レッスン中は講師がつきっきりで指導してくれるので、初心者でも安心です。

実際にプログラミングを勉強してみると分かりますが、プログラミングをはじめたばかりの頃は、質問したい内容を文章化するだけでも苦労しやすいもの。しかし、KENスクールでは、個別指導で、かつ対面で実際の画面を講師に見せながら質問できるので、より効率的に学習が進みます。

理由2.通学型のためほかの受講生と交流する機会が豊富で、将来の人脈を形成しやすい

教室にいけば、ほかの受講生と交流ができる、というのも通学型スクールの良いところ。特に、フリーランスを目指すのであれば、将来的にスクール時代の人脈が仕事につながることも考えらえます。

こうしたネットワーキング活動ができるのは、通学型ならでは。通学の手間はありますが、得られるものも大きいです。

理由3.コース展開が豊富で、フロントエンドからバックエンド、インフラ周りまでを学べる

KENスクールの大きな特徴の1つに、豊富なコースのラインナップが挙げられます。単科コースもあるので、複数のコースを組み合わせて受講すれば、フロントエンドからバックエンド、サーバーサイドまでを一気通貫で学べます。

特に、フリーランスエンジニアを目指すのであれば、開発サイドの知識やスキルだけではなく、インフラ(サーバーサイドやネットワークサイド)の知識も持ち合わせていると、何かと役立ちます。

フリーランスになりたい人がKENスクールを受講するときの注意点

一方で、KENスクールを受講する前に知っておいてほしい注意点もあります。

KENスクールを受講するときの注意点

  • 注意点1. チャット質問に対応していない
  • 注意点2. オンライン受講ができない
  • 注意点3. 案件獲得のサポートがない

注意点1. チャット質問に対応していない

KENスクールでは、チャット質問のサポートがありません。

質問をするためには、教室に行って対面で直接質問をする必要があります。自宅での自習中に質問したいことがあってもメールやチャットなどですぐに質問できないので、不便に感じることがあるかもしれません。

注意点2. オンライン受講ができない

KENスクールは通学型のプログラミングスクールです。オンライン受講には対応していませんので、近くの教室に通う必要があります。

KENスクールの教室は札幌、東京、大阪、名古屋にあり、だいたい10時〜21時まで営業しています(営業時間は曜日や教室によって異なるので、正式な利用時間は公式サイトをご確認ください)。

仕事や家事が忙しくて時間がないという方やそもそも通える範囲に教室がないという方は受講が難しいでしょう。

注意点3. 案件獲得のサポートがない

テックミーツなど、スクールによってはフリーランスエンジニアを目指す方のために案件の紹介を行うなどのサポートがあるプログラミングスクールもあります。

しかし、KENスクールでは受講生個人に対して案件を紹介するサポートは行われていません。

就職・転職支援を受けられるコースはあるので、希望の方は説明会にてスタッフに確認してみましょう。

まとめ|KENスクールでフリーランスになれる?

今回は、フリーランスを目指す人にとってKENスクールがおすすめかどうかを解説してきました。

今回のポイント

  • コースの種類が豊富。「やりたいことが決まっていない」という方は一度説明会に参加してスタッフにコース選びの相談をしてみると良いでしょう。
  • 個別指導なので、初心者でも安心できます。
  • オンライン受講ができないので、札幌、東京、大阪、名古屋以外にお住まいの方は受講が難しいでしょう。
  • フリーランス向けに案件を紹介するサポートはありません

個別レッスンで丁寧に指導してもらえるので、スキルは習得できると思いますが、通学必須のため物理的に受講が難しい方もいらっしゃるでしょう。また、チャット質問ができない点も場合によってはデメリットに感じられるかもしれません。

KENスクールでは各教室で無料カウンセリングを実施しています。

教室に行けば実際の校舎の雰囲気も掴んでいただけると思いますので、興味がある方は一度参加してみてはいかがでしょうか。